一人前になる前となった後

一人前の技術者になる前となった後のことについて語る

一人前になった技術者が取り組むべきこと

技術者として働くようになると、誰もが早く一人前になりたいと思うものだ。では、技術者として一人前になるとはどのような状態になることなのだろうか。

まずは、目の前の仕事をスムーズにこなせなければならない。業務上、多少の問題が生じるのは当然だが、「どこから手をつけたらいいかわからない」という状態では一人前とはいえないのだ。
自分のことがある程度できるようになったら、他人(後輩)の指導ができることも一人前の条件になるだろう。コツコツとひとりで集中して仕事に取り組みたいタイプの人もいるが、グループを組まなければ大きな仕事は成し遂げられない。指導的立場で動けることは一人前の技術者に欠かせない条件になる。

経験を積んで一人前といえるレベルに達すると、ある程度の年齢になっている場合が多く、チームリーダーなどの立場にもなっているだろう。そのような時期から生じるのが、「いつまで現役でいられるか」という不安だ。管理職ではなく、あくまでも最前線で働きたい場合、IT技術に関する勉強は欠かせない。
また、体力や集中力の低下を抑えるために肉体的なトレーニングもおすすめしたい。高いパフォーマンスを発揮するためには、技術者も体を鍛えておく必要があるのだ。日常的な運動不足を自覚しているなら、早めに運動の習慣を身につけると現役の技術者として活躍できる時間が長くなるだろう。技術者とは、知識と体力の両方が求められる職種なのだ。