一人前になる前となった後

一人前の技術者になる前となった後のことについて語る

技術者のデメリット

IT業界の技術者が一人前として働くには、メリットだけでなくデメリットも理解しておく必要がある。なぜなら、メリットだけを見て安易に就職すると、理想と現実の違いに悩んで辞めてしまうことになるからだ。デメリットを始めから知っておくことで過度に理想を抱くことなく技術者として働く覚悟を身につけられるだろう。

技術者のデメリットとしてまず挙げられるのは、就業時間外の勉強が日々必要になるということだ。IT業界では知識や技術の進歩が目まぐるしく、それに追いつかなくては仕事を行うことができないのである。それゆえ、仕事の時間以外にも時間や手間をかけて自ら積極的に知識や技術を学んでいかなければいけないのだ。
また、知識や技術が日々塗り替えられていくということは、これまで覚えた技術が新しい仕事では通用しなくなるということでもある。せっかく勉強をしても、それを捨てて新しい知識や技術を習得することにまた意識を向けなくてはならない場合もあるのだ。

さらに、技術者の仕事は過酷であるというデメリットもある。クライアントからの要望に答えなくてはならず、プログラムの作成やシステムの管理など仕事内容は多岐にわたるのだ。それに加えて突然システム障害が起こればすぐに対応しなくてはならないため、残業が多い傾向にある。

技術者の仕事は知識や技術の勉強、仕事量などが多く、過酷な職場環境にあるのがデメリットだ。だがもちろんメリットもある。仕事が大変な分だけ大きな達成感ややりがいを得られるのだ。その他にもメリットはあり、大変だとわかっていてもこの仕事に就く人は少なくない。技術者として一人前になることを目指しているのであれば、デメリットを理解して、常に努力を続けていくとなることができるだろう。